表現

トーン&ボイス

Tone & Voice

書き方・話し方の一貫した性格。Voiceが普遍的な声、Toneが状況に応じた表情の揺らぎを指す。

意味

トーン&ボイスは、ブランドの書き方・話し方に一貫した性格を与える考え方である。Voice(ボイス)はブランドが持つ普遍的な声の性質を指し、Tone(トーン)はその声が状況に応じて見せる表情の揺らぎを指す。

たとえば同じブランドでも、祝いの場面と謝罪の場面では言葉の温度が変わる。変わらない土台がVoiceであり、場面ごとに調整される表現がToneである、という二層で捉えるのが要点となる。

この区別があることで、一貫性と柔軟性を両立できる。Voiceを固定して芯を保ちつつ、Toneで場面に寄り添うことで、どの接点でも同じ人格が、しかし硬直せずに語りかけられる。

成り立ち

トーン&ボイスは、ブランドを一人の人格として捉え、その語り口を設計するという発想から広まった。声(voice)と口調(tone)という、話者を語るときの日常的な語彙が、そのまま概念の骨格になっている。

文章コミュニケーションが接点の多くを占めるようになるにつれ、言葉の性格を明文化して統べる必要が高まり、実務の枠組みとして定着した。

使いどころ

使いどころは、文章表現の指針を定める場面である。ガイドラインでは、Voiceを数個の形容詞や原則で言い表し、Toneを場面別(歓迎・案内・謝罪など)に例文で示すと、書き手が迷いにくくなる。

近い言葉に「トーン&マナー」があるが、こちらは色・書体まで含む表現全体の雰囲気を指すことが多い。トーン&ボイスは、そのうち言葉づかいに焦点を絞った概念として使い分けられる。

参考・出典

Highlite 編集部(2026) 「トーン&ボイス」をめぐる用語ノート
この用語を、経営の入口から深掘りする トーン&ボイス →
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