— 01 —ブランドのナレッジ
創業期のブランドに求められるのは完成度ではなく明確さだ。事業の実体がまだ薄いこの時期、投資家・採用候補・初期顧客が判断材料にできるのは「何を目指すか」の輪郭しかない。
リーン・スタートアップの考え方に照らせば、ブランドも検証対象の仮説である。名前・コンセプト・タグラインは市場の反応を得るための最初のプロトタイプであり、固定資産ではない。
Sources · Eric Ries (2011) The Lean Startup
— 02 —この時期の動き方 — 課題解決方法例
◆ 実務の進め方
- 01.一問に答える「この事業は、結局だれを助けるのか」。技術やアイデアの凄さより先に、この答えを一行にする。
- 02.名前は運用で選ぶかっこよさより、口頭で伝わる・検索できる・商標が取れる、の実務条件で決める。
- 03.最小のVIで走るロゴ・色・書体の最小セットだけ決めて出す。細部の規定は反応を見てから。
- 04.旗を資金と採用に使う立てた旗をピッチ資料と採用の口説き文句に流用する。創業期ブランドの主戦場はここにある。
— 03 —他社事例
創業のごく初期からブランドを立ち上げた例。
▸ Highlite Works
Touch Star
大学発スタートアップの事業立ち上げ段階で参画。Webから展示会ボードまでを整え、CEATEC受賞と企業ポジション確立を後押し。
実績の詳細を見る(Highlite公式)→
一般には、創業期から「Don't be evil」のような行動原理を言語化していた初期Googleが、旗が人と文化を集めた例として知られる。
— 04 —Highliteの観点
私たちは創業期の支援で「作り込みすぎない」ことを大事にしている。この時期のブランドは仮説であり、市場の反応で更新できる軽さのほうが、完成度より価値がある。ただし軽くても、旗の一行だけは言い切る。曖昧な旗の下に、人も金も集まらない。
曖昧な旗の下に、人も金も集まらない。— Brandri / Highlite editorial